音楽家、池谷隼人の日頃の想いや音楽についてを自由気ままに書き綴っていきます。
皆様のコメントやメッセージをお待ちしております。
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では、これから初心者のためのビブラートの練習メニューをご紹介します。
そもそも、ビブラートってどういう方法でかけてるの?という疑問にお答え・・・したいのですが、これがなかなか答えにくいのです。
初心者には、
「顎(アゴ)でかけます・・・!」
と説明する人が多いと思います。私もそうします。
しかし、実際に顎を見てみると、あまり動いているように見えない人も多いはず。
そう、ビブラートは絶妙に絶妙な場所を動かしているのです。
アゴも動いているかもしれないし、喉(ノド)の奥の方が動いているかもしれないし、舌の付け根かもしれないし・・・。
大事なことは、どのような方法でビブラートしているかではなく、どのようなビブラートをかけるかです。
ビブラートの練習を始めたばかりのときは、顎でかける、というイメージでいいかもしれませんが、それだけだとビブラートの幅が広すぎて基本の音程(基音、ピッチ)そのものがぶれてしまい、何の音にビブラートをしているのかがわからなくなるので、
ビブラートの方法を考えることよりも、音を聴いて方法を考えて改善していきましょう。
←クリック(タップ)して写真を拡大ください!
さぁ!これが初心者のためのビブラートの練習メニュー(アルト以外のサクソフォンでも使えます)です。
ビブラートを演奏に上手に活かすために必要なことは2つ。
楽譜通り、およそ1拍72から80程度のテンポで(メトロノームを必ず使いましょう。4拍子の設定にすることもお忘れなく。)、
真ん中のドで、4+2拍(計6拍)伸ばしてください。(3拍目ではタンギングをしません)
そのあと、休符を2拍取ります。(この2拍はブレスに当てましょう)
たった2小節におけるロングトーンのシンプルな練習メニューですね!慣れてきたら音域を上下に少しずつ広げていきます。
1小節目の3拍目からビブラートを開始します。
1拍に4つの波を同じペースで作ってください。
あえてカタカナで書くとしたら・・・
と言う感じです。
(「-」は伸ばしている音の16分音符一つ分、「/」は拍を分ける記号、「*」は16分休符、「|」は小節線です。)
楽器でなかなかできないという人は、実際に声に出して言ってみてください。
近いうちに、動画で実際にごらんいただけるようにしますね!
さて、この練習を始めたばかりの人は、なかなか思い通りにコントロールできませんよね。
多くのビブラート初心者が陥るのは、
オススメとしては、1つ目の悩みだけを注意しましょう。まず大事なのは、一定のペースの波を作ることです。
2つ目の悩みはあまり気にしないか、どうしても気になる人は、ビブラートをするときに少し息をたくさん強く入れて大きな音にしようとしてみてください。少し改善されるかもしれません。
また、高音域では低音域よりも音程が変わりやすいので注意が必要です。
初心者では、音が真っ直ぐ伸ばせるようになるまで、ビブラートの練習は避ける方がいい、という教え方があり、確かに一理あります。ただ・・・、
そもそも、ビブラートってどういう方法でかけてるの?という疑問にお答え・・・したいのですが、これがなかなか答えにくいのです。
初心者には、
「顎(アゴ)でかけます・・・!」
と説明する人が多いと思います。私もそうします。
しかし、実際に顎を見てみると、あまり動いているように見えない人も多いはず。
そう、ビブラートは絶妙に絶妙な場所を動かしているのです。
アゴも動いているかもしれないし、喉(ノド)の奥の方が動いているかもしれないし、舌の付け根かもしれないし・・・。
大事なことは、どのような方法でビブラートしているかではなく、どのようなビブラートをかけるかです。
ビブラートの練習を始めたばかりのときは、顎でかける、というイメージでいいかもしれませんが、それだけだとビブラートの幅が広すぎて基本の音程(基音、ピッチ)そのものがぶれてしまい、何の音にビブラートをしているのかがわからなくなるので、
ビブラートの方法を考えることよりも、音を聴いて方法を考えて改善していきましょう。
←クリック(タップ)して写真を拡大ください!
さぁ!これが初心者のためのビブラートの練習メニュー(アルト以外のサクソフォンでも使えます)です。
ビブラートを演奏に上手に活かすために必要なことは2つ。
- 自分の意のままにコントロールすること
- 場面に応じたビブラートの使い方を判断するセンスを養うこと
楽譜通り、およそ1拍72から80程度のテンポで(メトロノームを必ず使いましょう。4拍子の設定にすることもお忘れなく。)、
真ん中のドで、4+2拍(計6拍)伸ばしてください。(3拍目ではタンギングをしません)
そのあと、休符を2拍取ります。(この2拍はブレスに当てましょう)
たった2小節におけるロングトーンのシンプルな練習メニューですね!慣れてきたら音域を上下に少しずつ広げていきます。
1小節目の3拍目からビブラートを開始します。
1拍に4つの波を同じペースで作ってください。
あえてカタカナで書くとしたら・・・
ア---/----/ワワワワ/ワワワワ|ア----/----/****/****:||
と言う感じです。
(「-」は伸ばしている音の16分音符一つ分、「/」は拍を分ける記号、「*」は16分休符、「|」は小節線です。)
楽器でなかなかできないという人は、実際に声に出して言ってみてください。
近いうちに、動画で実際にごらんいただけるようにしますね!
さて、この練習を始めたばかりの人は、なかなか思い通りにコントロールできませんよね。
多くのビブラート初心者が陥るのは、
- ビブラートの数が同じペースで刻めない。
- ビブラートの幅が広くなりすぎる、またはビブラートをしているときに音が途切れ途切れになる。
オススメとしては、1つ目の悩みだけを注意しましょう。まず大事なのは、一定のペースの波を作ることです。
2つ目の悩みはあまり気にしないか、どうしても気になる人は、ビブラートをするときに少し息をたくさん強く入れて大きな音にしようとしてみてください。少し改善されるかもしれません。
また、高音域では低音域よりも音程が変わりやすいので注意が必要です。
初心者では、音が真っ直ぐ伸ばせるようになるまで、ビブラートの練習は避ける方がいい、という教え方があり、確かに一理あります。ただ・・・、
ビブラートの練習はアンブシュア(口の締め方など)を柔軟にします。
特にこの練習メニューは、ビブラートをしないところとするところがあるので、
このメニューによって安定したアンブシュアや、音を真っ直ぐ伸ばすことを改めて考えるきっかけになります。
言い換えれば、ビブラートをしないロングトーンの価値が改めてわかるわけです。
ただ、初心者が独学で練習するのが怖いなぁ、という気持ちもあると思うので、
不安なことがあればコメントをお寄せいただくか、直接メールなどでメッセージを送っていただければアドヴァイス差し上げます。
お近くに専門の先生がいれば、教えてもらってください。実際に専門家に聴いてもらいながらの練習であれば、初心者でも十分トライしていい練習メニューだと思います。
特にこの練習メニューは、ビブラートをしないところとするところがあるので、
このメニューによって安定したアンブシュアや、音を真っ直ぐ伸ばすことを改めて考えるきっかけになります。
言い換えれば、ビブラートをしないロングトーンの価値が改めてわかるわけです。
ただ、初心者が独学で練習するのが怖いなぁ、という気持ちもあると思うので、
不安なことがあればコメントをお寄せいただくか、直接メールなどでメッセージを送っていただければアドヴァイス差し上げます。
お近くに専門の先生がいれば、教えてもらってください。実際に専門家に聴いてもらいながらの練習であれば、初心者でも十分トライしていい練習メニューだと思います。
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プロフィール
HN:
池谷隼人
年齢:
39
HP:
性別:
男性
誕生日:
1985/07/26
職業:
演奏家・指導者
趣味:
睡眠
プロフィール:
5歳よりヤマハ音楽教室へ通い、ピアノ奏法に加えて楽典やソルフェージュ、作曲などを学び、13歳でサクソフォンと出会う。
第3~4回静岡ピアノオーディション合格し、受賞者記念発表会に出演。
第14回管楽器個人重奏コンテスト高校生の部 東海大会第2位、中日新聞社長賞を受賞。
第2回ルーマニア国際音楽コンクール管楽器部門第3位を受賞。旧東京音楽学校奏楽堂で開催された入賞者披露演奏会ではバラード(トマジ作曲)を演奏する。
第36回新人演奏会オーディション合格、審査員特別賞を受賞。(東京国際芸術協会)第36回新人演奏会では室内小協奏曲(イベール作曲)を演奏する。
第1回ブルクハルト国際音楽コンクールで1~3位なしの審査員賞を受賞。(東京国際芸術協会)
第25回日本管打楽器コンクールセミファイナリスト。
第15回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティバルに受講生として参加、選抜受講生によるプレミアムコンサートに出演。
現在、ピアノ伴奏をしながらサクソフォンの演奏活動および後進の指導にあたる。
ソレイユカルテットアルトサクソフォン奏者
トリオ「湊」のサクソフォン奏者兼アレンジャーとして活動中。
第3~4回静岡ピアノオーディション合格し、受賞者記念発表会に出演。
第14回管楽器個人重奏コンテスト高校生の部 東海大会第2位、中日新聞社長賞を受賞。
第2回ルーマニア国際音楽コンクール管楽器部門第3位を受賞。旧東京音楽学校奏楽堂で開催された入賞者披露演奏会ではバラード(トマジ作曲)を演奏する。
第36回新人演奏会オーディション合格、審査員特別賞を受賞。(東京国際芸術協会)第36回新人演奏会では室内小協奏曲(イベール作曲)を演奏する。
第1回ブルクハルト国際音楽コンクールで1~3位なしの審査員賞を受賞。(東京国際芸術協会)
第25回日本管打楽器コンクールセミファイナリスト。
第15回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティバルに受講生として参加、選抜受講生によるプレミアムコンサートに出演。
現在、ピアノ伴奏をしながらサクソフォンの演奏活動および後進の指導にあたる。
ソレイユカルテットアルトサクソフォン奏者
トリオ「湊」のサクソフォン奏者兼アレンジャーとして活動中。
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・2013/ 3/ 3(日)
静岡音楽館AOI
北山敦康サクソフォンリサイタル
・2013/ 3/ 9(土)
小金井市民交流センター大ホール
Monsieur KUDACCHI~サクソフォンの世界~
・2013/ 3/27(水)
静岡市民文化会館中ホール
静岡高校吹奏楽部 第35回定期演奏会(サクソフォンゲスト出演)
静岡音楽館AOI
北山敦康サクソフォンリサイタル
・2013/ 3/ 9(土)
小金井市民交流センター大ホール
Monsieur KUDACCHI~サクソフォンの世界~
・2013/ 3/27(水)
静岡市民文化会館中ホール
静岡高校吹奏楽部 第35回定期演奏会(サクソフォンゲスト出演)
使用楽器
<Soprano Saxophone>
楽器:YANAGISAWA S992PGP(ネック:銀製PGP「#195」)
マウスピース:Yanagisawa #7
リガチャー:SELMER ピンクゴールドメッキ
リード:Vandoren Traditional 3・1/2
<Alto Saxophone>
楽器:YANAGISAWA A9937PGP
マウスピース:Vandoren A28
リガチャー:魔法のリガチャン、Woodstone ピンクゴールド
リード:Vandoren Traditional 3, 3 1/2
<Tenor Saxophone>
楽器:YANAGISAWA T992 (ネック:管体シルバー、ピンクゴールドメッキ)
マウスピース:Vandoren T20
リガチャー:BG Traditional
リード:Vandoren Traditional 3 1/2
楽器:YANAGISAWA S992PGP(ネック:銀製PGP「#195」)
マウスピース:Yanagisawa #7
リガチャー:SELMER ピンクゴールドメッキ
リード:Vandoren Traditional 3・1/2
<Alto Saxophone>
楽器:YANAGISAWA A9937PGP
マウスピース:Vandoren A28
リガチャー:魔法のリガチャン、Woodstone ピンクゴールド
リード:Vandoren Traditional 3, 3 1/2
<Tenor Saxophone>
楽器:YANAGISAWA T992 (ネック:管体シルバー、ピンクゴールドメッキ)
マウスピース:Vandoren T20
リガチャー:BG Traditional
リード:Vandoren Traditional 3 1/2
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