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さて、新年度がスタートして、新たに趣味を、という方、中学校や高等学校に入学して、吹奏楽部でサックスを演奏してみようという方が多い時期となりました。
ここで、とても重要な注意事項があります。
これからサクソフォンを始める方、すでに長い間サクソフォンを演奏されている方だけでなく、サクソフォンの指導をされる方や楽器店の担当者の方にも是非読んでいただきたいです!
近頃、
リードの硬さが昔よりも硬くなっている
という情報があります。
これは、実際に私も経験して感じていますし、他のプレイヤーの方もプロ・アマ問わず同じような意見を持った方が多いようです。
ちなみにこれは、フランスのメーカー「ヴァンドレン」(Vandoren・バンドレン)製の青箱(トラディショナル)についての情報で、他のリードがどうかはわかりません。
また、サクソフォン用についての情報です。
クラリネット用がどうかは、私がクラリネットを演奏しないのでわかりませんが、クラリネット奏者の方から、昔より硬いという話は聞いたことがあります。
リードとは、クラリネットやサクソフォン、オーボエやファゴットなどの発音の源となる部分で、
これが振動して音が出るため、音の出しやすさや音色作りに最も影響する部分とも言えます。
(クラリネットやサクソフォンは、マウスピースも極めて重要なパーツです。)
素材としては、植物の葦の仲間「ケーン」と呼ばれるものを原料としており、
これを適度な状態まで育て、カットして楽器演奏用にするそうです。
私は詳細はわかりませんが、植物ということは、地球環境の変化によって大地や水の性質が変わったり、温度や湿度、風の状態が変わったりすればリードの状態が変わることは想像に難くありませんし、リードをカットしたり硬さをチェックする機械や人が変われば、もちろんリードの状態も変わります。
実際に私たちが楽器店で入手するリードは、
同じ種類のリードでも番号の違いによって様々なものがあります。
今回話題にしている青い箱のトラディショナルと呼ばれるリードは、
よく売れる番号としては2・1/2(2半)、3、3・1/2(3半)が一般的です。
これらの違いは硬さの違いであるとされています。
番号が大きいほど硬くなります。
ちなみに、学校現場などで時々勘違いをしている人がいるのですが、
「上手い人は3半を使う」という考え方はオススメできません。
理由はいくつかありますが、最も重要なのは、
リードの硬さはマウスピースとの相性によって決まるからです。
たとえば簡単に言うと、
音が出にくいマウスピースには柔らかいリードを、
音が出やすいマウスピースには硬いリードを選ぶのです。
そしてもうひとつ、
リードに奏法を合わせるという考え方もあります。
柔らかいリードであっても硬いリードであっても、
目指すものは「いい演奏」「いい音楽」であって、
その目標を達成するためにどんな道具を使おうと、その道具に合った使い方をすればいいのです。
一流の演奏家でも、2半の人も3の人も3半の人もいます。
体格や理想の音もそれぞれでしょう。
というわけで、
初心者は柔らかいリードで音が出やすいものを使うのがいいですが、
上級者は硬いリードでなくてはならないというのは今や間違った古い考え方だと思います。
さて、これまでは初心者は2半のリードを使うのが一種の常識でした。
初心者ですから、音が出やすい柔らかめのリードを使うという意味では正しいです。
しかし、これからサクソフォンを始める方には、2半でも硬すぎるのかもしれません。
是非楽器店では、2の硬さのものを店頭に置いて欲しいと思います。
それと、「昔より」っていつ?と思われるかもしれませんので、
簡単に私のサックス歴を簡単に書いておきます。
私は中学で吹奏楽部でサクソフォンを始め、
2年生の冬から個人でレッスンに通い、
高校でも吹奏楽部でサクソフォンを担当し、
大学はサクソフォン専攻として勉強しました。
その中で、ヴァンドレンのリードの梱包方法が大きく変化した時期がありました。
青い箱が小さなものから大きなものへ変わり、リード一枚ずつが袋詰めになりました。(これが現在販売中のものです。)フランスで作りたての状態のまま手元に届く、というのを売りにしてこのようなスタイルになったようです。今から5~10年くらい前だったでしょうか?少し記憶が曖昧ですが…。
リードの質の変化は常々噂されていましたが、このパッケージの変化をきっかけにリードの質は大きく変化したように感じました。
さて、長くなりましたが、
リードを購入のときは、実際に演奏されている人の最新情報に注目してみてください。
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第3~4回静岡ピアノオーディション合格し、受賞者記念発表会に出演。
第14回管楽器個人重奏コンテスト高校生の部 東海大会第2位、中日新聞社長賞を受賞。
第2回ルーマニア国際音楽コンクール管楽器部門第3位を受賞。旧東京音楽学校奏楽堂で開催された入賞者披露演奏会ではバラード(トマジ作曲)を演奏する。
第36回新人演奏会オーディション合格、審査員特別賞を受賞。(東京国際芸術協会)第36回新人演奏会では室内小協奏曲(イベール作曲)を演奏する。
第1回ブルクハルト国際音楽コンクールで1~3位なしの審査員賞を受賞。(東京国際芸術協会)
第25回日本管打楽器コンクールセミファイナリスト。
第15回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティバルに受講生として参加、選抜受講生によるプレミアムコンサートに出演。
現在、ピアノ伴奏をしながらサクソフォンの演奏活動および後進の指導にあたる。
ソレイユカルテットアルトサクソフォン奏者
トリオ「湊」のサクソフォン奏者兼アレンジャーとして活動中。
静岡音楽館AOI
北山敦康サクソフォンリサイタル
・2013/ 3/ 9(土)
小金井市民交流センター大ホール
Monsieur KUDACCHI~サクソフォンの世界~
・2013/ 3/27(水)
静岡市民文化会館中ホール
静岡高校吹奏楽部 第35回定期演奏会(サクソフォンゲスト出演)
楽器:YANAGISAWA S992PGP(ネック:銀製PGP「#195」)
マウスピース:Yanagisawa #7
リガチャー:SELMER ピンクゴールドメッキ
リード:Vandoren Traditional 3・1/2
<Alto Saxophone>
楽器:YANAGISAWA A9937PGP
マウスピース:Vandoren A28
リガチャー:魔法のリガチャン、Woodstone ピンクゴールド
リード:Vandoren Traditional 3, 3 1/2
<Tenor Saxophone>
楽器:YANAGISAWA T992 (ネック:管体シルバー、ピンクゴールドメッキ)
マウスピース:Vandoren T20
リガチャー:BG Traditional
リード:Vandoren Traditional 3 1/2