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音楽家、池谷隼人の日頃の想いや音楽についてを自由気ままに書き綴っていきます。 皆様のコメントやメッセージをお待ちしております。
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今年は受講生として参加することができた浜松国際管楽器アカデミー&フェスティバル。

まずはオープニングコンサート。
世界的に活躍する著名な講師陣による室内楽を堪能。

今回特に印象に残ったのはファゴットという楽器。

・演奏者が達人だった。
・ファゴットという楽器は魅力溢れる楽器である。

この両方の条件を満たしていたからこそ印象に残ったのでしょう。
ファゴットの持つ音色と、曲の中でファゴットの担う役割がこの上なくマッチしていて、アンサンブルの中で特に光輝く存在感だったと感じました。

次の日(7月31日)から受講生のレッスン開始。
午前中は開講式ということで、著名な先生方や浜松市長、受講生達が集結。
良く考えたらその場には楽器の名手達が揃っていたことになる。凄いことですな!

その後は、各クラスの顔合わせ。
私は初参加ということで知っている人は洗足学園音楽大学4年在籍中のK君のみ。
といっても、ちょっと見かけたことがある程度で、普段からよく話す間柄ではないわけで。
講師の須川先生は、以前一度だけレッスンしていただいたことがあり、
また前回に聴講生としてお会いしていたため、少し覚えていてくださいました。
受講生には外国人も混じって実にカラフルなメンバー。
そんなメンバーと須川先生とでお昼御飯。
アクトシティ浜松の中に入っているイタリアンレストランで、
須川先生のおごり(笑)


初日に早速レッスンがあったが、
実は忙しくて曲に関してほとんど勉強していなかったので、
どこでピアノが入るかなどさっぱりわからず、拍を数えるので必死。
フレーズがどこまでとか、そういうの一切考えてな~い!!

あっ曲は「天国の月」(長生淳 作曲)

だから一回目のレッスンは非常にもったいない感じだった。
そこまでなら自分で出来るでしょ、しかも練習するしないとかじゃなく、
楽譜読んで勉強すればさ、
っていうレベル。。。

なので、行き帰りの電車の中や自宅で急いで勉強開始!!
次の日のレッスンでは少しはまともになったかな。


今年は受講生として参加することができた浜松国際管楽器アカデミー&フェスティバル。

まずはオープニングコンサート。
世界的に活躍する著名な講師陣による室内楽を堪能。

今回特に印象に残ったのはファゴットという楽器。

・演奏者が達人だった。
・ファゴットという楽器は魅力溢れる楽器である。

この両方の条件を満たしていたからこそ印象に残ったのでしょう。
ファゴットの持つ音色と、曲の中でファゴットの担う役割がこの上なくマッチしていて、アンサンブルの中で特に光輝く存在感だったと感じました。

次の日(7月31日)から受講生のレッスン開始。
午前中は開講式ということで、著名な先生方や浜松市長、受講生達が集結。
良く考えたらその場には楽器の名手達が揃っていたことになる。凄いことですな!

その後は、各クラスの顔合わせ。
私は初参加ということで知っている人は洗足学園音楽大学4年在籍中のK君のみ。
といっても、ちょっと見かけたことがある程度で、普段からよく話す間柄ではないわけで。
講師の須川先生は、以前一度だけレッスンしていただいたことがあり、
また前回に聴講生としてお会いしていたため、少し覚えていてくださいました。
受講生には外国人も混じって実にカラフルなメンバー。
そんなメンバーと須川先生とでお昼御飯。
アクトシティ浜松の中に入っているイタリアンレストランで、
須川先生のおごり(笑)


初日に早速レッスンがあったが、
実は忙しくて曲に関してほとんど勉強していなかったので、
どこでピアノが入るかなどさっぱりわからず、拍を数えるので必死。
フレーズがどこまでとか、そういうの一切考えてな~い!!

あっ曲は「天国の月」(長生淳 作曲)

だから一回目のレッスンは非常にもったいない感じだった。
そこまでなら自分で出来るでしょ、しかも練習するしないとかじゃなく、
楽譜読んで勉強すればさ、
っていうレベル。。。

なので、行き帰りの電車の中や自宅で急いで勉強開始!!
次の日のレッスンでは少しはまともになったかな。

二日目の日程では、講師陣によるソロコンサート。
ヤマハ吹奏楽団をバックに講師の何人かがコンチェルト演奏をするという内容。
サックスはオーティス・マーフィー氏の演奏。
やっぱり上手いなこの人。この人の発音の良さの秘密を是非聞きたい!しかし、通訳の佐藤さんなしでは心細い・・・。

この後サックスクラスの多くは飲み会に行ったらしいが、この時間でこのまま飲み会に行くと終電を逃すので泣く泣く断念。
それに次の日(8月2日)は朝からオーディション!

このオーディションはアカデミーの日程中に開かれる選抜受講生によるプレミアムコンサートへの出演権をかけた大事なイベント。
これを一つの目的にしてこのアカデミーに参加する人も少なくないでしょうな。
練習・勉強不足なため、せめてオーディションでは体調だけでも万全にして望みたいところ。

次の日のオーディションは、
いきなりとんでもなく上手いトマジのコンチェルトの演奏から始まった!
文句の付け所のない完璧な演奏じゃんか!!
そのほかクレストンのコンチェルト、モンブランのエチュード、ゴトコフスキーのヴァリエーション、カルメン幻想曲など。
外国人参加者のジョナサン君は初演の曲を持ち込んで、そりゃもう見事な演奏でしたよ!

まぁそんな激戦の中奇跡の出演権獲得!!
うぉぉ!!初参加にしてこの展開!
ありがたいことではあるのですが、
コンサートまでこの曲1本に絞らなくてはならないこと、レッスンも必然的にこの曲オンリーになってしまうというリスクはあるのです。
もし次回また参加することになったら、今度はコンサート出演よりもレッスンで多くのことを学ぶことに重点をおいてみたいという気もしました。

正直この曲のカッコ良さに助けられたな、とは思いますが、せっかくの機会なので思い切り楽しもうと練習に励むことにしました。

その日の夜は、ギリギリまで練習をしたあと、毎年恒例らしい「ウナギの会」に参加。
サックスの3クラス合同でウナギを堪能する場で、ビールを飲みつつもウナギ茶漬けを召し上がりました。
そのとき、オーティス氏が話しかけてくれて、演奏を褒めていただいたのだ!
どうやら壁越しに聞こえてきた天国の月に関するお褒めの言葉のよう。
以前ヤマハアトリエでオーティス氏のマスタークラスを自分が受けたことを何とかカタコト英語で伝え、思い出くれました。

2次会にも少し参加したが、
プレミアムコンサートで演奏する人が2次会まで残っている人は珍しいらしく、
「こりゃちょっとまずいか・・・!?」という感じになったのと、
やはり終電があるので途中で退席。

さて、アカデミーも早いもので4日目。
朝から練習をし、唇や歯、顎や喉の疲れ具合を見ながらうまく休憩を挟み、
休憩がてらリードの調子を整えるなどして午後へ突入。

午後はリハーサルがあるということで、会場へ行き来するのだが、
事務局側が何とタクシーを用意してくれて、出演者はタクシー移動できるのだ!!
ちょっとの距離を何てリッチな!

リハーサルを終えて舞台袖で自分の出来ていなかった部分を指摘していただいたのは、ピアニストの泉谷さん。今回は大変お世話になりました。しかし、超美人な上にかなり上品な感じだったので、ちょっと話しかけるのに勇気が要りました(笑)

リハーサルを終えたら一旦戻って練習・・・しようと思ったら楽譜がなくなってる~!!!!!
なんていうトラブルが発生したが、伴奏の泉谷さんがウッカリ持ってただけで良かった!

本番の演奏順は1番!ま、いいやって感じ。

舞台に出るまでは、
やっぱり須川クラス代表ってことで責任感に押しつぶされていましたが、
舞台に出ると、本当に暖かい拍手が迎えてくれて、
作り笑顔ではなく、心の底から嬉しくなって自然に笑顔になったのを今でも忘れません。
あんな経験は初めてでした。
自分がどんな演奏をしたかはほとんど記憶に残っておらず、
多分細かいところに意識が行き届かない雑な演奏になっていたのかと思いますが、
舞台を十分に楽しめたこと、本番経験を増やせたことなど、自分にとってはとてもいい時間でありプラスになりました。しかし、あのような演奏でクラスのみんなには本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。。。

自分の演奏が終わり、あとは聴くだけ♪
このコンサートはどういうわけか、普段のコンサートと違って妙に楽しい!
他の出演者が演奏する曲、どれも良い曲なだぁという印象を持ち、
曲が終わると、コンサートのマナーとしてではなく、自然に喜びに満ち溢れて拍手をしたくなるような、
そんなコンサートでした。

コンサートのあとは、パーティー!!
講師の先生方だけでなく、他の受講生やヤマハ関係者の方々とお話する貴重な機会。
そしてメインイベント(?)でもある各楽器による出し物!ネタ!
トランペットだけでアンサンブルしたり、オーボエのアンサンブルがあったり♪
私はこの場で少しウルっときてしまいました。
受講生はもちろん著名な先生たちも一緒になって音楽を楽しく演奏していて、
しかもそれが上手い!みんな酔っ払っているのに!
こうやって音楽を楽しく演奏する、楽器から音が出て、それが集まっていくと音楽になる。
その喜びに満ち溢れた瞬間でした。本当はみんなで盛り上がる場なのだろうけど、
私はとても感動しました。

最終日には最後のレッスン。講師の須川先生は、私の弱点を見抜き、レッスンの計画をしっかり練ってくださっていたようです。
今後の課題をハッキリさせ、次に向けて長い時間かけて克服していきましょう、とのことでした。

f17e33ff.JPG
一番右下に写っている女の子、一生懸命基礎練習をしていました。
まさに今自分に足りないことを近くでやっていたにも関わらず、レッスンで言われるまで気付かなかった自分は反省です。
彼女の練習の成果、いつかきっと実を結ぶでしょう。

その隣にいる女の子、とってもいい笑顔で人と接していました。
人間的に素晴らしいのかなと想い、目標にしたいと思いました。
そして彼女の演奏するゴトコフスキーの6楽章は良かった。
今までよりも曲が魅力的に聞こえました。 ゴトコフスキーやりたくなりました。

一番右上に写った男の子はアカデミーではもうベテランの受講生のK君で、
昨年よりも確実に上手くなっていました。
右も左もわからない自分に親切にいろいろ教えてくださいました。

その隣がジョナサン君。
漢字を100くらい覚えたそうです。
優しかったし、かっこよかったし、
うまかったなぁ。

その隣の方は、もう驚くほどの実力者でした。
とってもカッコ良いファンキーな外見とは裏腹に、
細かいところまで磨きぬかれたテクニックと表現によって演奏されたトマジのコンチェルトは驚きました。本当に抜かりない演奏でした。

その隣は最年少サックス吹き。以前少しモンブランのエチュードに伴奏者として関わったことがありましたが、
ソロも吹いてみたいという気持ちにさせてくれたのが彼の演奏でした。
今後ますます伸びていくことでしょう。恐ろしい。


一番左に移っている美人が今回担当してくださったピアニストです。
この5日間のうち半分以上はずっとサックスの伴奏を担当してくださいました。どんなに上手なピアニストでもこれは正直しんどいでしょう。
話し方も優しくて、合ってない部分など教えていただき、大変助かりました。

で、その隣にいらっしゃる方は、サックス吹きはほぼ全員が知っている日本でも一番有名なサックス奏者ですね。


さらに、写真には写っていませんが、
須川クラスのアシスタントとして様々な雑務などを担ってくれた静岡文化芸術大学の方にも大変お世話になりました。
帰り際に聞いたところ、清水にお住まいだとか。しかも毎日通い。
そりゃ藤枝通って俺よりきついじゃないか!!
毎月やっているハニーサックルローズのライブに誘っておきました。

他にも様々な裏方仕事をして下さった多くのスタッフの方々!!!
この人たちにはもう本当に感謝です。


とても有意義な時間を過ごすことが出来ましたが、
何度も参加するかというと悩むところです。
というのも、お金がかかるということはもちろん、
こうしたマスタークラスを頼らないといけないような演奏者ではいけません。
自分で自分をレッスンできるようにならなくてはなりません。
でも、あと1回くらいは参加したいかな♪
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プロフィール
HN:
池谷隼人
年齢:
39
HP:
性別:
男性
誕生日:
1985/07/26
職業:
演奏家・指導者
趣味:
睡眠
プロフィール:
5歳よりヤマハ音楽教室へ通い、ピアノ奏法に加えて楽典やソルフェージュ、作曲などを学び、13歳でサクソフォンと出会う。

第3~4回静岡ピアノオーディション合格し、受賞者記念発表会に出演。

第14回管楽器個人重奏コンテスト高校生の部 東海大会第2位、中日新聞社長賞を受賞。

第2回ルーマニア国際音楽コンクール管楽器部門第3位を受賞。旧東京音楽学校奏楽堂で開催された入賞者披露演奏会ではバラード(トマジ作曲)を演奏する。

第36回新人演奏会オーディション合格、審査員特別賞を受賞。(東京国際芸術協会)第36回新人演奏会では室内小協奏曲(イベール作曲)を演奏する。

第1回ブルクハルト国際音楽コンクールで1~3位なしの審査員賞を受賞。(東京国際芸術協会)

第25回日本管打楽器コンクールセミファイナリスト。

第15回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティバルに受講生として参加、選抜受講生によるプレミアムコンサートに出演。

現在、ピアノ伴奏をしながらサクソフォンの演奏活動および後進の指導にあたる。
ソレイユカルテットアルトサクソフォン奏者
トリオ「湊」のサクソフォン奏者兼アレンジャーとして活動中。
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2013/ 3/ 9(土)
小金井市民交流センター大ホール 
Monsieur KUDACCHI~サクソフォンの世界~


2013/ 3/27(水)
静岡市民文化会館中ホール
静岡高校吹奏楽部 第35回定期演奏会(サクソフォンゲスト出演)
使用楽器
<Soprano Saxophone>
楽器:YANAGISAWA S992PGP(ネック:銀製PGP「#195」)
マウスピース:Yanagisawa #7
リガチャー:SELMER ピンクゴールドメッキ
リード:Vandoren Traditional 3・1/2

<Alto Saxophone>
楽器:YANAGISAWA A9937PGP
マウスピース:Vandoren A28
リガチャー:魔法のリガチャン、Woodstone ピンクゴールド
リード:Vandoren Traditional 3, 3 1/2

<Tenor Saxophone>
楽器:YANAGISAWA T992 (ネック:管体シルバー、ピンクゴールドメッキ)
マウスピース:Vandoren T20
リガチャー:BG Traditional
リード:Vandoren Traditional 3 1/2
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