音楽家、池谷隼人の日頃の想いや音楽についてを自由気ままに書き綴っていきます。
皆様のコメントやメッセージをお待ちしております。
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演奏が(技術的に)上手・下手ということも、やはりとても大事なことですが、
上手・下手関係なく、心に残る演奏・訴えるものが強い演奏、というのが実際にあるようです。
私はそういう演奏を、「説得力のある演奏」とよく表現しています。
上手な演奏と下手な演奏では、ほとんどの人が上手な演奏の方を好みますが、
ただ上手なだけの演奏で、説得力のない演奏は好まないという人が多く、
下手な演奏でも説得力のある演奏を聴くと感動するというのです。
では、説得力のある演奏とはどういうものなのでしょうか。
「演奏」というのは、「演じる」という漢字が使われています。
また、英語に直すと「Play」「Performance」などと訳されます。
これは何を言いたいのかというと、
役者さんのように演技することと共通するものがあるのではないかということです。
ただ台本を読み上げるだけでは良い演技にならないのです。
上手・下手関係なく、心に残る演奏・訴えるものが強い演奏、というのが実際にあるようです。
私はそういう演奏を、「説得力のある演奏」とよく表現しています。
上手な演奏と下手な演奏では、ほとんどの人が上手な演奏の方を好みますが、
ただ上手なだけの演奏で、説得力のない演奏は好まないという人が多く、
下手な演奏でも説得力のある演奏を聴くと感動するというのです。
では、説得力のある演奏とはどういうものなのでしょうか。
「演奏」というのは、「演じる」という漢字が使われています。
また、英語に直すと「Play」「Performance」などと訳されます。
これは何を言いたいのかというと、
役者さんのように演技することと共通するものがあるのではないかということです。
ただ台本を読み上げるだけでは良い演技にならないのです。
日本人は少しクールで感情表現が大きくないので、
日本人の普段の生活と同じように演技をすると、感情が抑制されたような印象を受けて、
少し消極的で不自然にすら感じられてしまうので、
日本人の感覚から言うと、やや積極的に派手なくらいに演技すると、
視聴している側には自然に思えることが多いのです。
ただし、やりすぎは禁物ですので、そのあたりは経験と感覚を磨くしかありません。
演奏も同じです。
ただ楽譜に書かれた音を並べる、それだけでも随分大変なことですが、
それだけだと、台本をただぶつぶつ独り言のように棒読みしていることと同じようなものです。
朗読するときに、単語の発音はもちろん、
フレーズの始まりから終わりまで、いかに自然で美しい読み方が出来るかが大事です。
音楽も同じように一つ一つの発音を丁寧にこだわりをもって、フレーズを考えます。
特にクラシック音楽の場合は、楽譜に細かい指示があるのでとても助かります。
ピアノやフォルテ、テンポの変化、スラーやスタッカートなどの音の扱いなど、
現代曲になればなるほど指示は多く具体的になります。
(バッハなどの古い作品は、あまり細かい指示を書いてくれていないので、自由度はあるのものの、演奏者の深い研究に基づく解釈によるという大変があります。)
役者は、その役になりきります。もちろん冷静さは常に持っていなければなりませんが、
音楽演奏者も、その曲に入り込んで、役者のようになりきって、その曲に集中して曲の魅力を最大限表現するのです。
これが出来れば、説得力のある演奏になるのではないかと思うのです。
ちなみに、繰り返しになりますが、クラシック音楽はたくさんの指示が書かれているケースが多いので、
クラシック音楽を学ぶことで、自然な音楽表現の基礎を学ぶことができるのです。
ポピュラー音楽は最初から演奏者の研究・解釈がかなり必要なので、実は難しいのです。
というわけで、ジャンルにかかわらず、説得力のある演奏するには、
もちろん上手である方がいいのですが、
本番で緊張し過ぎて音を間違えてしまったとしても、説得力のある演奏をすれば多くの人に喜んでもらえると思います。
そのためには、
適度に緊張をして、最大限に集中して、全身全霊を込めて曲の魅力を表現することです。
普段の生活の中で、様々な悩みが絶えないのが人生ですが、
音楽を演奏するときはそういうものを忘れ、心を洗い流して、
気分がスッキリしたところで普段の生活に戻る!
音楽の効果は素晴らしい!!
日本人の普段の生活と同じように演技をすると、感情が抑制されたような印象を受けて、
少し消極的で不自然にすら感じられてしまうので、
日本人の感覚から言うと、やや積極的に派手なくらいに演技すると、
視聴している側には自然に思えることが多いのです。
ただし、やりすぎは禁物ですので、そのあたりは経験と感覚を磨くしかありません。
演奏も同じです。
ただ楽譜に書かれた音を並べる、それだけでも随分大変なことですが、
それだけだと、台本をただぶつぶつ独り言のように棒読みしていることと同じようなものです。
朗読するときに、単語の発音はもちろん、
フレーズの始まりから終わりまで、いかに自然で美しい読み方が出来るかが大事です。
音楽も同じように一つ一つの発音を丁寧にこだわりをもって、フレーズを考えます。
特にクラシック音楽の場合は、楽譜に細かい指示があるのでとても助かります。
ピアノやフォルテ、テンポの変化、スラーやスタッカートなどの音の扱いなど、
現代曲になればなるほど指示は多く具体的になります。
(バッハなどの古い作品は、あまり細かい指示を書いてくれていないので、自由度はあるのものの、演奏者の深い研究に基づく解釈によるという大変があります。)
役者は、その役になりきります。もちろん冷静さは常に持っていなければなりませんが、
音楽演奏者も、その曲に入り込んで、役者のようになりきって、その曲に集中して曲の魅力を最大限表現するのです。
これが出来れば、説得力のある演奏になるのではないかと思うのです。
ちなみに、繰り返しになりますが、クラシック音楽はたくさんの指示が書かれているケースが多いので、
クラシック音楽を学ぶことで、自然な音楽表現の基礎を学ぶことができるのです。
ポピュラー音楽は最初から演奏者の研究・解釈がかなり必要なので、実は難しいのです。
というわけで、ジャンルにかかわらず、説得力のある演奏するには、
もちろん上手である方がいいのですが、
本番で緊張し過ぎて音を間違えてしまったとしても、説得力のある演奏をすれば多くの人に喜んでもらえると思います。
そのためには、
適度に緊張をして、最大限に集中して、全身全霊を込めて曲の魅力を表現することです。
普段の生活の中で、様々な悩みが絶えないのが人生ですが、
音楽を演奏するときはそういうものを忘れ、心を洗い流して、
気分がスッキリしたところで普段の生活に戻る!
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プロフィール
HN:
池谷隼人
年齢:
39
HP:
性別:
男性
誕生日:
1985/07/26
職業:
演奏家・指導者
趣味:
睡眠
プロフィール:
5歳よりヤマハ音楽教室へ通い、ピアノ奏法に加えて楽典やソルフェージュ、作曲などを学び、13歳でサクソフォンと出会う。
第3~4回静岡ピアノオーディション合格し、受賞者記念発表会に出演。
第14回管楽器個人重奏コンテスト高校生の部 東海大会第2位、中日新聞社長賞を受賞。
第2回ルーマニア国際音楽コンクール管楽器部門第3位を受賞。旧東京音楽学校奏楽堂で開催された入賞者披露演奏会ではバラード(トマジ作曲)を演奏する。
第36回新人演奏会オーディション合格、審査員特別賞を受賞。(東京国際芸術協会)第36回新人演奏会では室内小協奏曲(イベール作曲)を演奏する。
第1回ブルクハルト国際音楽コンクールで1~3位なしの審査員賞を受賞。(東京国際芸術協会)
第25回日本管打楽器コンクールセミファイナリスト。
第15回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティバルに受講生として参加、選抜受講生によるプレミアムコンサートに出演。
現在、ピアノ伴奏をしながらサクソフォンの演奏活動および後進の指導にあたる。
ソレイユカルテットアルトサクソフォン奏者
トリオ「湊」のサクソフォン奏者兼アレンジャーとして活動中。
第3~4回静岡ピアノオーディション合格し、受賞者記念発表会に出演。
第14回管楽器個人重奏コンテスト高校生の部 東海大会第2位、中日新聞社長賞を受賞。
第2回ルーマニア国際音楽コンクール管楽器部門第3位を受賞。旧東京音楽学校奏楽堂で開催された入賞者披露演奏会ではバラード(トマジ作曲)を演奏する。
第36回新人演奏会オーディション合格、審査員特別賞を受賞。(東京国際芸術協会)第36回新人演奏会では室内小協奏曲(イベール作曲)を演奏する。
第1回ブルクハルト国際音楽コンクールで1~3位なしの審査員賞を受賞。(東京国際芸術協会)
第25回日本管打楽器コンクールセミファイナリスト。
第15回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティバルに受講生として参加、選抜受講生によるプレミアムコンサートに出演。
現在、ピアノ伴奏をしながらサクソフォンの演奏活動および後進の指導にあたる。
ソレイユカルテットアルトサクソフォン奏者
トリオ「湊」のサクソフォン奏者兼アレンジャーとして活動中。
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スケジュール
・2013/ 3/ 3(日)
静岡音楽館AOI
北山敦康サクソフォンリサイタル
・2013/ 3/ 9(土)
小金井市民交流センター大ホール
Monsieur KUDACCHI~サクソフォンの世界~
・2013/ 3/27(水)
静岡市民文化会館中ホール
静岡高校吹奏楽部 第35回定期演奏会(サクソフォンゲスト出演)
静岡音楽館AOI
北山敦康サクソフォンリサイタル
・2013/ 3/ 9(土)
小金井市民交流センター大ホール
Monsieur KUDACCHI~サクソフォンの世界~
・2013/ 3/27(水)
静岡市民文化会館中ホール
静岡高校吹奏楽部 第35回定期演奏会(サクソフォンゲスト出演)
使用楽器
<Soprano Saxophone>
楽器:YANAGISAWA S992PGP(ネック:銀製PGP「#195」)
マウスピース:Yanagisawa #7
リガチャー:SELMER ピンクゴールドメッキ
リード:Vandoren Traditional 3・1/2
<Alto Saxophone>
楽器:YANAGISAWA A9937PGP
マウスピース:Vandoren A28
リガチャー:魔法のリガチャン、Woodstone ピンクゴールド
リード:Vandoren Traditional 3, 3 1/2
<Tenor Saxophone>
楽器:YANAGISAWA T992 (ネック:管体シルバー、ピンクゴールドメッキ)
マウスピース:Vandoren T20
リガチャー:BG Traditional
リード:Vandoren Traditional 3 1/2
楽器:YANAGISAWA S992PGP(ネック:銀製PGP「#195」)
マウスピース:Yanagisawa #7
リガチャー:SELMER ピンクゴールドメッキ
リード:Vandoren Traditional 3・1/2
<Alto Saxophone>
楽器:YANAGISAWA A9937PGP
マウスピース:Vandoren A28
リガチャー:魔法のリガチャン、Woodstone ピンクゴールド
リード:Vandoren Traditional 3, 3 1/2
<Tenor Saxophone>
楽器:YANAGISAWA T992 (ネック:管体シルバー、ピンクゴールドメッキ)
マウスピース:Vandoren T20
リガチャー:BG Traditional
リード:Vandoren Traditional 3 1/2
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[03/19 池谷隼人]
[03/12 ささかまぼこ]
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[12/30 ねたの]
[05/16 池谷隼人]