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音楽家、池谷隼人の日頃の想いや音楽についてを自由気ままに書き綴っていきます。 皆様のコメントやメッセージをお待ちしております。
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このたび、私が所属しておりますサクソフォン四重奏団「ソレイユ・カルテット」が静岡音楽館AOiにてリサイタルを開催することとなりました。静岡だけでなく、長野・東京・埼玉でも開催するツアー形式となりました。
ソレイユカルテットは、私の師匠の同窓生で組織した四重奏団でしたが、
1年ほど前にアルトのメンバーが交代して、現在は一緒に演奏させていただいております。
今回のリサイタルは他にはない珍しいスタイルで、
前半はソプラノからバリトンの各楽器によるソロステージをお送りして、
その4つの楽器を同時に使うとどんな音楽になるかを後半でお楽しみいただくという形になっております。

【静岡公演】
2月19日(金)18:30開場 19:00開演
静岡音楽館AOi 8階ホール

【埼玉公演】
3月14日(日)14:30開場 15:00開演
花と音楽の館かわさと 花久の里

【長野公演】
4月18日(日)13:30開場 14:00開演
安曇野市穂高交流学習センター“みらい”

【東京公演】
5月15日(土)13:30開場 14:00開演
国立市民芸術小ホール スタジオ

チケット:2000円(全席自由)

チケットをお求めの方はメールやコメントなどでお知らせいただければと思いますが、既にお問い合わせなど多数ありますので、お早めによろしくお願いします。
音楽に興味がある方、吹奏楽関係者の方、サクソフォンに興味がある方などもお誘いの上、
会場にお越しいただけたらと思いますので、よろしくお願いします。
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今日は、毎月行っているライブの日です!
今月はいつものメンバーが都合により演奏できませんので、
ピアニストに鈴木美帆さんをお招きして、
サックスとピアノのデュオライブです!

内容は、
基本的にはクラシック作品。
サックスは、
  • 性格的小品/デュボワ
  • スカラムーシュ/ミヨー
  • Sax-O-phun/ヴィードフ)
  • 青春の輝き/カーペンターズ
  • ダッタン人の踊り/ボロディン
  • アルルの女より間奏曲/ビゼー

などにくわえ、
  • 初恋
  • この道
  • 浜辺の歌
などの日本の曲。

更に、ピアニストの鈴木さんに
  • 版画/ドビュッシー

を演奏していただき、
なんと禁断の企画!
  • ピアノ連弾によるディズニー曲

なども演奏しちゃうかもです!

場所は、
ジャズライブハウス「ハニーサックルローズ」
http://www4.tokai.or.jp/abe/hsr/index.htm(PC用)
http://www4.tokai.or.jp/abe/hsr/keitai/index.htm (携帯電話用)

日程は、
2009年8月15日(土)
開店19:00
開演19:30
40分くらいのステージを3回やろうと思っています♪

料金:1500円(+飲食代は別途ご用意下さい)

今回の出演者二人は、共に修行を一つ乗り越えて一皮むけたばかりの演奏家!
プログラムも非常に色鮮やかです☆
是非お越し下さい♪
演奏会のお知らせです!俺は出ないけど(笑)

明日は常葉短大生の有志による演奏会がありますよ!
日頃から一生懸命練習している成果を発表します!
たった500円で、
静岡市の誇る静岡音楽館AOIにて、
ピアノ、フルートからホルンなど様々な楽器の様々な曲を楽しめます!

個人的な予想としましても、
何人かは知っている人も出演しますが、
正直なかなか上手ですよ!!
マジな話、結構楽しめるだろうと予想しております!

2009年8月14日(金)
開場17:00
開演17:30
静岡音楽館AOI
です!きっと当日券もあります!
早めに来て良い席を確保してください♪

皆様にお会いできるのを楽しみにしております!
 
今年は受講生として参加することができた浜松国際管楽器アカデミー&フェスティバル。

まずはオープニングコンサート。
世界的に活躍する著名な講師陣による室内楽を堪能。

今回特に印象に残ったのはファゴットという楽器。

・演奏者が達人だった。
・ファゴットという楽器は魅力溢れる楽器である。

この両方の条件を満たしていたからこそ印象に残ったのでしょう。
ファゴットの持つ音色と、曲の中でファゴットの担う役割がこの上なくマッチしていて、アンサンブルの中で特に光輝く存在感だったと感じました。

次の日(7月31日)から受講生のレッスン開始。
午前中は開講式ということで、著名な先生方や浜松市長、受講生達が集結。
良く考えたらその場には楽器の名手達が揃っていたことになる。凄いことですな!

その後は、各クラスの顔合わせ。
私は初参加ということで知っている人は洗足学園音楽大学4年在籍中のK君のみ。
といっても、ちょっと見かけたことがある程度で、普段からよく話す間柄ではないわけで。
講師の須川先生は、以前一度だけレッスンしていただいたことがあり、
また前回に聴講生としてお会いしていたため、少し覚えていてくださいました。
受講生には外国人も混じって実にカラフルなメンバー。
そんなメンバーと須川先生とでお昼御飯。
アクトシティ浜松の中に入っているイタリアンレストランで、
須川先生のおごり(笑)


初日に早速レッスンがあったが、
実は忙しくて曲に関してほとんど勉強していなかったので、
どこでピアノが入るかなどさっぱりわからず、拍を数えるので必死。
フレーズがどこまでとか、そういうの一切考えてな~い!!

あっ曲は「天国の月」(長生淳 作曲)

だから一回目のレッスンは非常にもったいない感じだった。
そこまでなら自分で出来るでしょ、しかも練習するしないとかじゃなく、
楽譜読んで勉強すればさ、
っていうレベル。。。

なので、行き帰りの電車の中や自宅で急いで勉強開始!!
次の日のレッスンでは少しはまともになったかな。

久々の更新になって申し訳ないが、ありがたいことに少しずつチェックしてくれている方がいるということで、
内容はmixiと同じになってしまうがこちらにも少し文章を直して書きたいと思う。


この時期は野球や吹奏楽の時期だ。
野球の世界では甲子園を目指して白い球を一心不乱に追いかけ、
吹奏楽の世界では吹奏楽コンクールで賞を取ったり全国大会出場を目指して練習していることだろう。

昨日は、とある高校のコンクールのための最後のレッスンに行ってきた。

こちらの高校の吹奏楽は、人数もそれなりにいて部活内の組織や計画もしっかりしていて、演奏力も潜在能力はなかなかあるのだが、様々な理由でなかなか実力が発揮しきれていない。
しかし顧問の先生は、吹奏楽のことはほとんどわからないが、生徒想いで非常に熱心に頑張ってくれている。

ここ数年はサックスパートの強化にあたっていて、
冬のアンサンブルコンテストに向けてもかなり何回かレッスンさせていただいたので、何人かの顔はもうすっかり覚えてしまった。

今日はレッスンにいったときに、生徒達に予想外の贈り物をいただいた。
頂いた品は、
生徒達のメッセージがびっしり書かれた色紙P73015812.JPG
近々開催される定期演奏会のための記念のタオル(横長で汗などを拭くものというよりは壁などに飾っておくようなタイプのもの。こういうの何ていうんだっけ?)、
何やら可愛らしい小物
更にはその定期演奏会のチラシと招待チケットまでくださった。
P73015782.JPG
特にメッセージの書かれた色紙のような贈り物は非常に自分にとっては凄く嬉しい品であり、これからしばらく暇さえあればこれを眺めているかもしれない(笑)
そのメッセージの主には、最近知り合ったばかりの1年生の名前もあった。

この可愛らしい小物は、楽器のケースなどにつけて欲しいそうだ。

31日から始まる浜松管楽器アカデミーに出かける際にこれをBAMの楽器ケースにつけて、頑張ってこようと励まされた。

そう、今年はありがたいことに浜松国際管楽器アカデミー&フェスティバルに受講生として参加させていただくことになった。
受講する曲は、ちょっと欲張りすぎて練習は十分に出来ていないため恥ずかしいからここには書かないことをお許しいただきたいが、レッスンを聴講しに来られた方はチェックしていただければと思う。

とりあえず寝て明日もギリギリまでアカデミーの曲の練習に励みたい。
正直な話、あまり今の状態でレッスンを受けてもあまり勉強にはならない気がしている。というのも、誰か講師の力を借りずとも自らの力で達することの出来るレベルにまでまだ到達していないからだ。
せっかく偉大な演奏家に教わり、周りも素晴らしい受講生や講師で溢れる貴重な場に身をおけるので、
まずは自分なりに曲を深く掘り下げて定着させておきたい。
なお、今日(31日)はアカデミー開催の記念イベントとして講師陣による室内楽コンサートがある。
そういえばここ最近は自分の演奏はちょこちょこやってはいたが、
誰かの演奏を聴きに行くことが少なかったような気がする。
コンサートは非常に勉強になるのだが、
勉強に行くというよりは、単純に音楽を楽しんでこようと思う。
何かを学ぶのは、帰りの電車の中でコンサートの内容を思い出しながらにするつもりだ。





ちなみに、
今回の高校のレッスンで、
顧問の先生からレッスン代以外に嬉しいものをいただいた。
「これはほんの気持ちですから」とおっしゃっていた。

それは、
ビールの引換券。
今年の夏は楽しめそうだ。
 

音や音楽を言葉で表すことがよくある。

明るい音だね、とか、
弱い音だね、とか。

しかし、
音や音楽を言葉を使って表現するのは、
実は非常に難しい。


そもそも、
音や音楽を言葉で表現する必要があるのは、
聴いた感動を誰かに伝えたり、
音や音楽の印象や情報を誰かと共有したいときや、
レッスンのときなどだ。

一人で聴いたりプレイしたりする際には、
本来はそんな必要はないのではないかと思う。
まぁあまり自信を持ってそう言ってるわけではないので、
もしかしたら言葉への変換は常に必要なのかもしれないが、
いずれにしてもこの先に述べることにはあまり影響ない。


受けた印象を言葉に表す必要があるケースの一つをあげるならば、
ただ何となく音楽や音を楽しんでいる場合ではなく、
なぜその印象を受けたのか、その理由や原因を考え、
それをヒントに誰かにその仕組みを論じたり、
実際に自らがプレイするときに役立てる場合だ。


例えば、
「君(自分)の音楽は不安な気分にさせる。何故なら、音程が一定ではなく不安定で、ゆれてしまっているから。だから、音程を真っ直ぐ一定にして音を伸ばせばいいのかもしれない。」
という具合に。
ただ音や音楽を楽しんでいるだけにとどまるのであれば、
ただ単に、
「よかった」「ダメだった」などといえばいい。

他にも、印象や情報を共有したい場合がある。

例えば、
A「今日のコンサート良かったね!特にあの軍隊の行進みたいな曲!」
B「あぁ、あれね!あれは、2拍子だったし、打楽器にバスドラムが使われていたこともあって、迫力のある雰囲気が表現されていたからね。」
という具合に。


しかし、
言葉で表現する際には、ちょっと注意が必要である。
ただ直感で語るだけでは、相手に伝わらない場合がある。
上の例では「軍隊の行進」と例えられているが、
人によっては「ゾウの行進」をイメージするかもしれない。
また、軍隊の行進を見たことがない場合にも相手に伝わりにくい表現となる。
しかし、鳴っている音や音楽は同じであり、
耳に聞こえる音も同じだ。

従って、言葉で具体的に表現しようとすればするほど、
本物の音から遠ざかってしまう危険性がある。


ただ、そうは言っても、
音楽はある程度理論で語ることができるし、
場合によってはその必要性も出てくるので、
言葉で説明することは避けて通れない。

そこで大事になってくるのが、
音や音楽を言葉で表現する際に、
その印象や感じたこと、事実などを
出来るだけ様々な角度から表現し、
様々なボキャブラリーを用いて表現することだ。


「おまんじゅうみたいな音」
と言われても、
「はぁ!?」となってしまう。
わかる人にはわかる、と考える人もいるかもしれないが、
わかる人だけで音楽を共有するのは良くない。
多くの人に、誰にでもわかりやすいように音楽を伝えなくてはならない。
更に加えて言えば、
よくこのような表現をする人のことを
「想像力・表現力が豊か」といったりするが、
果たしてそうだろうか、やや疑問が残る。

ボキャブラリーがもう少しあって、
違った角度から「おまんじゅうみたいな音」を表現すると、

「艶があって、それでいて柔らかい、軽すぎもせず重すぎもせず、クリアな音」

と言えば少しは伝わりやすい。
とは言っても、まだまだ抽象的で、
多くの人に理解してもらえる文章ではないのだが、
おまんじゅうよりはマシになった。

「おまんじゅうのような音」のような説明は、
具体例を挙げて一見わかりやすい説明のように思えなくもないが、
実は非常に伝わりにくい表現のようだ。
それどころか、
おまんじゅうの性質はもっと様々な特徴を持っているにも関わらずこのような表現をするということは、
おまんじゅうの性質のほんの一部だけしか認識出来ていないことを露呈している。


クラシック音楽をテーマにしたアニメ・漫画・ドラマで、
「のだめカンタービレ」
というものがあるが、
主人公はこの中で
「おもちゃの国みたいな曲」などと表現している。
実はこのように言ってしまうと表現の幅を狭めていることになりかねない。
もしかしたら作曲者がそのような意図で作曲していないかもしれないし、おもちゃの国は想像したが、それだけではないかもしれない。
また、おもちゃの国も、
もっといろいろな音楽をBGMで流したりしているのかもしれない。


このような表現を否定しているわけではないが、
表現のレベルとしてここで終わってしまうと、
せっかくのイメージや印象の幅が狭まってしまい、
人に伝えたり自分の中で理解する際に、
ちょっとした弊害になりかねない。


言葉や言葉による表現をより多く知っておくことは非常に大事だといえるし、それこそが真の「想像力・表現力の豊かな人」ではないだろうか。

なお、このことは音楽に限らず、
美術を鑑賞するとき、人と接したとき、食べ物を食べたとき、
その他あらゆる場面で同じことが言える。

毎月恒例(?)清水でのライブに今月から復活します!
ヴァイオリン、サクソフォン、ピアノによるトリオ「湊」
での演奏です。
mixiのコミュニティーはこちら。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3453813

2009年4月18日(土)
JAZZライブハウス「ハニーサックルローズ」
http://www4.tokai.or.jp/abe/hsr/index.htm
開店19:00
開演19:30

場所は、
静鉄【新清水駅】から徒歩15~30分くらい?
面倒な人は、新清水駅からタクシーで5分くらいなので乗っちゃいましょう!バスもあるかも!?よく知りません!
いずれにしても、駅から出るときは出口に注意!
広い道に面していて隣にコンビニがある方の出口から出てください。
広い道に面した出口へ出たら、
そのまま右方向へ広い道をひたすら進んでください。
途中、エスパルスドリームプラザは左側!とか看板が見えるかと思いますが、誘惑に負けずに歩いてください!
途中に静岡銀行清水銀行があると思いますが、心配な人はお金おろしてきてください!
真っ直ぐ進むと百円ショップ「レモン」(あるいはキララシティ)があるT字路にぶつかるはずです。

ま、GoogleMapの地図で言うとこんな感じ、Bの印の部分です。

大きな地図で見る
今回はソプラノサックスだけを使った曲を演奏します。
普段あまり聴くことのない一風変わった魅力をお楽しみいただけると思います。
予定としましては、


・ピアソラ作曲タンゴの歴史より
・NHK連続テレビ小説「SAKURA」より
・タイスの瞑想曲
・G線上のアリア
他...


もちろんピアノやヴァイオリンの演奏もこれまで通りあります♪
クラシックからポップスまで、聴きやすい音楽で週末をくつろいでみませんか?

30~40分のプログラムを3ステージやらせていただく予定です。
毎ステージで少しずつプログラムが変わるので、御聞き逃しのないように!
当日は、
1500円(MucisCharge)+飲食代をご用意下さい。
これで3ステージ全て楽しみいただけます!

既にご予約を6名(4月11日の時点)ほどいただいております。
会場が混み合う前に、お早めのご来店をお待ち申し上げております!
 

音楽の楽しみ方の一つに、
そのときの会場や楽器の調子、演奏者の体調や気分、お客さんの雰囲気など様々な要因によって演奏はその都度違ったものができることがあり、その違いを楽しむことがある。

例えばオーケストラだったら、同じ曲を同じオーケストラが演奏しているのに、指揮者が違えばテンポや表現、音色までが全く違う場合がある。
ピアノの演奏であれば、その会場に置いてあるピアノのメーカーや機種、鍵盤の重さ、会場などによって演奏の仕方やテンポ、ペダルの踏み方を多少変える。また、同じ機種であっても調律などで状態がそれぞれ異なるのだ。
その他の器楽や、声楽もまた同じだろう。

また、精神の問題もある。
身内に不幸があったときに葬送行進曲などを演奏すれば、普段の演奏よりも深い表現になるかもしれないし、恋愛中に恋の歌を歌えば華やかになるかもしれない。演奏者の精神状態によって演奏は様々になる。


しかし、録音という技術が普及した今日では、そういったことがしにくい時代と言えなくもない。

インターネットでちょこっと調べたところによると、
世間一般に広まった録音技術は、有名なところでは蓄音機が歴史的に最も古いものとして挙げられる。蓄音機は、かの有名な発明家トーマス・エジソン(1847-1931)が開発考案したとされているが、実はもう少し前に発明されていたことが判明したらしい。

録音技術が開発されたのは1800年代後半ということになるようだ。

西洋クラシック音楽史と重ねてみると、ちょうどロマン派音楽が流行した時代の後半から近代音楽と呼ばれる音楽が流行し始めた時代にかけて、といったところだろうか。

クラシックの世界ではラフマニノフ(1873-1943)という作曲家が有名だが、彼自身が素晴らしいピアニストでもあり、録音技術の普及に合わせて彼は録音を残している。

つまり、クラシック音楽をよく知らない人でも知っているバッハやモーツァルト、ベートーヴェンが生きていた頃には録音技術はなく、彼らの音楽を当時どのように演奏されていたかは文献や人伝え等によるものでしかわからないのだが、聞くところによれば録音技術が発明される前は、その都度違った演奏をしていたようだ。

ところが録音技術が普及・流行してくると、当然演奏家の演奏を記録したり、一般の家庭でも楽しんでもらえるように演奏家の録音作業が盛んに行われる。それを聞いた人は、
「この人はこういう演奏をする人なのか!」と思い、演奏者への先入観のようなものが自然に植え付けられてしまうのだ。
演奏家は聴衆がいて成り立つ職なので、ある程度聴衆の期待に応えようとする態度が求められる。つまり、聴衆に植え付けられた演奏者のイメージとは大きくかけ離れた演奏をするには多少勇気の要ることだったのではないかと思う。

このように、録音技術は素晴らしい発明であり便利であるのだが、一方でどこか制限されてしまうような束縛感を否めないのだ。

演奏家は常に、その曲の音楽的な本質を追究して練習し演奏している。それはクラシック音楽に限ったことではない。
本質を追究した結果、再度演奏したときに前回とは違った演奏になることも少なくない。
そして、録音する際には、ライブとはどこか違った何かを感じる。その一つには、「後から聞きなおせる演奏は、ライブよりも一層ミスが許されない・・・」という感覚が強くなり、ライブでの即興的な精神や勢いが弱まってしまうというところにあるのではないかと思う。


演奏する側も聴く側も、それらを理解し踏まえた上で音楽に触れると、より一層音楽を楽しめるのではないだろうか。
毎度おなじみ「湊」によるハニーサックルローズでのライブ!

今回はクラシックが少し多いです。
トリオによるカノンとサックスによるバッハが目玉です!

日程:2008年8月16日(土)19:30~

場所:JAZZライブハウス「ハニーサックルローズ」
http://www4.tokai.or.jp/abe/hsr/index.htm

クラシック音楽をベースに、他にもポピュラーな音楽もやります!
グラスを片手にのんびり音楽にひたってみませんか??

お待ちしております♪
 
 毎年すみやSBS通り店で開催されているピアノ講習会『サマーキャンプ』は無事終わりました。

 内容は、講師の白石光隆氏によるマスタークラスと、そのお楽しみイベント、最終日の白石光隆ピアノコンサート。白石先生の親友のサクソフォン奏者の田中靖人氏が以前マスタークラスを開講してからはサックスのイベントが恒例となりました。
 
 お楽しみイベントでバッハのシンフォニアをサックス3重奏で、矢辺新太郎氏の演奏によるラプソディー(ドビュッシー作曲)とファジーバードソナタ(吉松隆作曲)の伴奏をしました。
 無事終わったと言っても、バッハは酷いものでした(笑)音程は合わないし間違えるし!!だいたい急に司会を任されてしまったのでかなり焦ってたし!演奏に集中したかったのに…。ファジーバードは、伴奏はそんなに大変ではないのでほぼ練習通りの演奏でしたが、ドビュッシーはまだまだフォルテの音色とその奏法を追究出来そうな気がしました。ただそれには、常にグランドピアノで練習しないとなかなか難しいですね。
 まぁそうは言っても、僕のサックスを知っているチューバ奏者の方は、『ピアノの方が上手いんじゃない!?ピアノでやっていけるよ!たまにサックス吹きますって言ってさぁ♪』なんて言ってくれました(笑)何だか複雑な気がしましたが、嬉しいことです。

 その夜の打ち上げも、白石先生とはすっかり打ち解けたので大変有意義な時間になりました。白石先生は大変物知りで、毎回自分の勉強不足を感じさせられます。特に白石先生は伴奏の仕事でいろんな作曲家やその音楽に触れるので、自然といろんなことを学んできた部分もあるでしょうが、基本的にはやはり努力の結晶でしょう。

 今回の打ち上げでは興味深い話がありました。ある作曲家に僕のためのサクソフォン作品を作曲してもらって、それを初演しようかという内容です。さぁそれをピアノのイベントとしてどう関連つける(こじつける)かはわからないし、実際に会って話したり演奏を聴いてもらわないことにはなかなか作曲も頼めないのですが、白石先生のご協力があればどうやら夢ではないかもしれません。サックス関係者であればどこかで耳にしたことのある作・編曲家の名前なだけに、非常に楽しみではあります。

 しかし、こうして立派なピアニストがサポートして信用してくれていますが、このままではいろんな面で期待を裏切るので、努力で何とかしなくては、という感じです。
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プロフィール
HN:
池谷隼人
年齢:
39
HP:
性別:
男性
誕生日:
1985/07/26
職業:
演奏家・指導者
趣味:
睡眠
プロフィール:
5歳よりヤマハ音楽教室へ通い、ピアノ奏法に加えて楽典やソルフェージュ、作曲などを学び、13歳でサクソフォンと出会う。

第3~4回静岡ピアノオーディション合格し、受賞者記念発表会に出演。

第14回管楽器個人重奏コンテスト高校生の部 東海大会第2位、中日新聞社長賞を受賞。

第2回ルーマニア国際音楽コンクール管楽器部門第3位を受賞。旧東京音楽学校奏楽堂で開催された入賞者披露演奏会ではバラード(トマジ作曲)を演奏する。

第36回新人演奏会オーディション合格、審査員特別賞を受賞。(東京国際芸術協会)第36回新人演奏会では室内小協奏曲(イベール作曲)を演奏する。

第1回ブルクハルト国際音楽コンクールで1~3位なしの審査員賞を受賞。(東京国際芸術協会)

第25回日本管打楽器コンクールセミファイナリスト。

第15回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティバルに受講生として参加、選抜受講生によるプレミアムコンサートに出演。

現在、ピアノ伴奏をしながらサクソフォンの演奏活動および後進の指導にあたる。
ソレイユカルテットアルトサクソフォン奏者
トリオ「湊」のサクソフォン奏者兼アレンジャーとして活動中。
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スケジュール
2013/ 3/ 3(日)
静岡音楽館AOI
北山敦康サクソフォンリサイタル

2013/ 3/ 9(土)
小金井市民交流センター大ホール 
Monsieur KUDACCHI~サクソフォンの世界~


2013/ 3/27(水)
静岡市民文化会館中ホール
静岡高校吹奏楽部 第35回定期演奏会(サクソフォンゲスト出演)
使用楽器
<Soprano Saxophone>
楽器:YANAGISAWA S992PGP(ネック:銀製PGP「#195」)
マウスピース:Yanagisawa #7
リガチャー:SELMER ピンクゴールドメッキ
リード:Vandoren Traditional 3・1/2

<Alto Saxophone>
楽器:YANAGISAWA A9937PGP
マウスピース:Vandoren A28
リガチャー:魔法のリガチャン、Woodstone ピンクゴールド
リード:Vandoren Traditional 3, 3 1/2

<Tenor Saxophone>
楽器:YANAGISAWA T992 (ネック:管体シルバー、ピンクゴールドメッキ)
マウスピース:Vandoren T20
リガチャー:BG Traditional
リード:Vandoren Traditional 3 1/2
最新CM
[03/19 池谷隼人]
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